鹿島建設株式会社(社長:天野 裕正)は、先般、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)により採択された「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」のコンクリート分野「革新的カーボンネガティブコンクリートの材料・施工及び利用技術と品質管理・CO2固定量の評価技術の開発」を、戦略的に実施していくための専門組織「CN(カーボンネガティブ/ニュートラル)コンクリートプロジェクトチーム」を4月1日に設立しました。
本技術開発は、2030 年までにカーボンネガティブコンクリートに関する材料製造、運搬、及び施工時のCO2排出量の削減とCO2固定量の増大を図るとともに、コスト低減を実現する製造システムの確立に取り組むものです。併せて、確立した技術の国内外への普及を戦略的に進めることで、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指します。
当社は、10年という長期間にわたり、デンカ株式会社(社長:今井 俊夫)、株式会社竹中工務店(社長:佐々木 正人)とともに幹事会社として、民間企業44社、10大学、1研究機関の合計55団体でコンソーシアムを組み、NEDOの指導のもと連携して本技術開発を進めていきます。今般、コンソーシアム全体で研究開発・実証から社会実装までを戦略的に実施するため、当社の技術研究所内に専門チームを設立しました。本チームは、技術開発担当役員を統括・マネジメントリーダーとして、5つのユニットで構成され約40名が参加します。土木と建築、それぞれの研究者が協働して研究開発を進めることで、その相互作用により成果の創出を加速させます。
今後、本チームが核となり、コンソーシアム全体でカーボンネガティブコンクリートの独創的かつ先端的な技術開発、マーケティング・ブランディングを含めた社会実装に向けて取り組んでいきます。
コンソーシアム参画企業・大学・研究機関
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コンソーシアム参画企業・大学・研究機関(PDF:138KB)