鹿島建設株式会社(社長:天野 裕正)、デンカ株式会社(社長:今井 俊夫)、株式会社竹中工務店(社長:佐々木 正人)は、3社を幹事会社とするコンソーシアムで、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」に提案し採択された開発プロジェクトに対し、各種検討・準備を進めてきました。
6月14日、民間企業44社、10大学、1研究機関で構成するコンソーシアムが一堂に会してキックオフ会議を開催、コンソーシアムでのプロジェクトが本格的に始動しました。
「グリーンイノベーション基金事業」は、「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、NEDOに2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する事業です。
本コンソーシアムが進める技術開発は、2030 年までにカーボンネガティブコンクリートのCO2排出量の削減・CO2固定量の増大を図るとともに、コスト低減を実現する製造システムの確立に取り組むものです。併せて、確立した技術の品質管理・CO2固定量評価手法に関する技術の開発も行っていきます。
なお、今回のキックオフ会議では、事業戦略ビジョンや今年度の研究開発の実施計画等について議論しました。コンソーシアムの総力を結集して、コンクリートへCO2を固定化する独創的かつ革新的な技術開発を積極的に進めるとともに、一日も早くそれらの技術を社会実装することで地球温暖化対策に貢献していくことをあらためて確認し、一同決意を固めました。
コンソーシアム参画企業・大学・研究機関
別添参照ください。
コンソーシアム参画企業・大学・研究機関(PDF:138KB)